属性ウェポンスキルの系統係数
知っている方も多いと思うのですが、リクエストがありましたので、属性ウェポンスキルの系統係数についてです。
赤魔道士のDPS Calculatorに、属性ウェポンスキルを反映させようといじっていたのですが…属性ウェポンスキルのダメージの基本的な計算式は、用語辞典によると、以下のようになっています。
((基本D値 + ステータス修正項目)× ダメージ倍率) + 系統係数 + 魔法ダメージ+
基本D値は、用語辞典の同じページに、
アイテムレベルなし:(Lv-1)×1.5+5
アイテムレベル武器:(IL-100)×2.5+154
と記載されており、アイテムレベルなしのレベル99では152、アイテムレベル119では201となります。ここで困ったのが系統係数です。系統係数とは、彼我のステータス差に一定の数値をかけたもので、以前にレデンサリュートの倍率検証をした際には、系統係数にキャップがあるとは考えていなかったのですが、用語辞典のイオリアンエッジの項目を見ると、上限32と書かれています。それに対し、他のウェポンスキルでは、ほとんど触れられていません。一体、他のウェポンスキルの系統係数の上限はどうなっているのでしょうか?調べてみると、BGWIKIの各ウェポンスキルの解説に書いてありました。まとめると、
系統係数がないもの | シャインブレード、セラフブレード、ヘラクレススラッシュ、クラウドスプリッタ、インファナルサイズ、湧、シャインストライク、セラフストライク、カタクリムス |
系統係数があり、上限が36であるもの | ガストスラッシュ、サイクロン、イオリアンエッジ、バーニングブレード、レッドロータス、フロストバイト、フリーズバイト、ダークハーベスト、シャドーオブデス、サンダースラスト、ライデンスラスト、影、ロッククラッシャー、アースクラッシャー、スターバースト、サンバースト |
系統係数があり、上限が不明なもの(または36でないもの) | サンギンブレード(N/A)、プライマルレンド(651)、ヴィゾフニル、ガーランドオブブリス、オムニシエンス、レデンサリュート、ワイルドファイア(1276) |
となっていました。上限はこれで良いとして、下限はどうなっているのでしょうか?FF11box様の検証の記事を見ると、少なくとも、レデンサリュートについては、100を下限としても良いような気もします。ひとまず、系統係数があるものについては、上限を36か無しにして、下限を100にして運用することにしました。また、自分のステータスが敵のステータスより低い場合の係数は、高い場合の係数から、0.5を減じて計算することにしました(レデンサリュート以外については要検証)。
上限が36であるものについては、計算式に食い違いがあり、
用語辞典ステータス差16まで:(自分ステータス-敵ステータス)*1.0
用語辞典ステータス差48まで:(自分ステータス-敵ステータス)*0.5
BGWIKI:(自分ステータス-敵ステータス)/2+8
となっていて、いずれも、自分のステータスが48以上高いと、系統係数が32でキャップする点は同じなのですが、ステータス差0-48の数値が異なる結果になるため、どちらが正しいのか、いずれ確認したいところではあります。上限が不明または36でないものについては、計算式は、用語辞典でもBGWIKIでも、(自分ステータス-敵ステータス)*2.0となっていました(プライマルレンドのみ*1.5)。
このまとめにたどりつくまでに、色々無駄な検証をしてしまっており、折角なので以下に保存しておきます。既知の事実の確認ですので、あまり見る価値はありません。
イオリアンエッジの検証
キャラクター:タルタル、シ/侍、ML35
対象:南グスタベルグの Huge Hornet (INT : 6)
マンダウ・マリグナスシャポー・マリグナスタバード・マリグナスグローブ・昏黄の指輪・トゥタティスケープ(STP+10、DEX+30)のみ装備(DEX : 320, INT : 200)して、イオリアンエッジ。
TP1000で、1005ダメージ。
TRUNC((基本D+128+80)*2.0)+ΔINT+魔法ダメージ=1005
TP2000で、1414ダメージ。
TRUNC((基本D+128+80)*3.0)+ΔINT+魔法ダメージ=1414
TP3000で、2027ダメージ。
TRUNC((基本D+128+80)*4.5)+ΔINT+魔法ダメージ=2027
TRUNC(x*4.5)-TRUNC(x*2.5)=1022をみたすのは、x=409の時のみ。
なので、基本Dは、409-128-80=201
TRUNC((201+128+80)*2.0)+ΔINT+155=1005
ΔINT=32
セラフブレードの検証
キャラクター:タルタル、ナ/侍、ML13
対象:南グスタベルグの Huge Hornet (INT : 6)
ブルトガング・コンバタントトルクのみ装備(STR : 114, MND : 112)して、セラフブレード。
TP1000で、513ダメージ。
TRUNC((基本D+TRUNC(45.6+44.8))*1.125)+186=513
TRUNC(x*1.125)=327をみたすのは、x=291の時のみ。
なので、基本Dは、291-90=201
レッドロータスの検証
キャラクター:タルタル、ナ/侍、ML13
対象:南グスタベルグの Huge Hornet (INT : 6)
ブルトガング・コンバタントトルクのみ装備(STR : 114, INT : 110)して、レッドロータス。
TP1000で、508ダメージ。基本Dに201をあてはめると、
TRUNC(201+TRUNC(45.6+44))*1)+32+186=508
となって成立するので、基本Dは、201
サンギンブレードの検証
キャラクター:タルタル、ナ/侍、ML13
対象:南グスタベルグの Huge Hornet (INT : 6)
ブルトガング・コンバタントトルクのみ装備(STR : 114, INT : 110, MND : 112)して、サンギンブレード。
TP1000で、1194ダメージ。
TRUNC(201+TRUNC(34.2+56))*2.75)+ΔINT+186=1194
800+ΔINT+186=1194
なので、ΔINT=208、(110-6)*2=104*2=208
ライデンスラストの検証
キャラクター:タルタル、侍/戦、ML13
対象:南グスタベルグの Huge Hornet (INT : 6)
ピッチフォーク+1のみ装備(STR : 115, INT : 114)して、ライデンスラスト。
TP3000で、1966ダメージ。
TRUNC((152+115*0.4+114*0.4)*x/256)+32=1966
243*x/256=1934
x=2038のみ。
なので、TP3000の時の倍率は、2038/256
コメント
https://sazitouhuu.blogspot.com/2019/05/ws.html
に書かれているように、サンギンブレードについて、通常は系統係数にかかわるINTを上げた方が効率が良いのですが、クロセアモースCを使用する場合は、修正項目に関わるMNDを上げた方が良いなどという話題もあり、なかなか複雑です。